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それなりに長さのある文章置場兼描いたもの置き場。 よそ様のお子さんをお借りすることもあります。その時は親御さんの名前を明記いたします。
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イオンの略歴。

※胸糞、暴力表現があります。ご注意ください。














~10歳
ヒトのような姿をした種族が街を形成している。文明レベルは進んでいるほう。(お金やバイクのような乗り物は存在する)
そんな環境の元、ごくごく平均レベルの家庭に生まれ育つ。
明るくおしゃまで好奇心旺盛。お転婆が過ぎて、イタズラをするたびに父親に叱られ、母親に困ったような顔をされた。
感情表現豊かで、泣くときは思い切り泣き、笑うときは声を出してケラケラと笑う子ども。
家族仲は良く、とりわけ父親に懐いていた。父親の歌やオカリナの音色を聞く時間が一日の中で一番好き。
年に一回、海辺に旅行に行く習慣があり、そこで知り合った人魚の女の子と遊ぶのが何よりの楽しみだった。

10~11歳
突如父親が失踪する。必死の捜索も虚しく、何の手がかりも得られなかった。これは稀に発生する“神隠し事件”なのではないかと推測され、周囲は完全に諦めムードとなった。
イオン以外の家族は「あの人はもう帰って来ない」と断じて受け入れたものの、イオンだけは最後まで反発し続けた。

母親との言い合いの末に家を飛び出す。
一人でフラフラしていたところ、とある男性に声を掛けられる。
整った顔立ちの優しげな青年(当時のイオンの好みのタイプ)だったので、そのままついて行ってしまう。
悩み事を聞いてくれる穏やかで落ち着いた青年の態度に、イオンはコロリと一目惚れ。
青年は、自分と同じように家出した少年少女たちを束ねる集団のリーダーだった。
当初はまだ違っていたのだが、生活に苦しくなると犯罪に手を出すようになった。スリや盗みから始まり、だんだんと複数人でヒトを襲い、金品を奪うなどするようになる。
その有り様は当然あまりガラの良いものではなく、イオンはその中で髪を染め(ジメレオンに進化)、ピアスホールをいくつか空け、刺青を入れ、酒、喫煙を覚えた。
リーダーに言われれば、一緒になってヒトを鈍器で殴ることもした。
ワルい事を一つ覚えるたびに、どこかで期待をしてゾクゾクした。
『これでお父さんがあたしを叱りに来てくれる』
一度も叶わなかったけれど。罪悪感と後悔で指先が震えるだけだった。

12歳
「このままここに居るのは良くない」と分かっていたものの、惚れた弱みと仲間外れにされる恐怖でズルズルと関係を続けた。
リーダーにとって自分は複数いるコイビトの一人でしかなかったが、それでも必要とされる喜びは他の全てを帳消しにした。ヴァージンを卒業したのもこの時。

この頃、リーダーが新たな『仕事』を持って来た。
人魚などの商品価値の高い種族を、必要とする客に売り渡す仕事だった。
密漁されてきた商品をトラックに詰め、客の待つ船まで送り届ける運搬と、荷運び中の見張りが役目だ。
「人魚」その単語にイオンは激しい抵抗感を抱いたが、やはりその罪の重さに背筋はゾクゾクしたし、しばらくすると日常の仕事として慣れてしまった。
商品の少女たちから助けを乞われても、「あーあかわいそ。可愛がってもらえるといいね」と無慈悲に笑って見送った。

一度母親に見つかったが、連れ戻しに来たわけではなかった。
遠回しに帰って来ないでほしいと告げられ、叱られるどころか何度も謝罪された。
帰る場所などもうなかった。家族との絶縁が決定的となった。

13歳
仕事でヘマをした仲間の一人に制裁を下すことになった。ヘマの程度により制裁の内容も異なるが、今回は重罪で、生かしてはおけないという判断が下った。
そのようなことが今までないわけではなかったが、イオンが直接関わることはなかった。
が、その時に限ってはイオンが「始末しろ」と言いつけられる。
それが初めての仲間殺しであり、殺人であった。
リーダーにはよくやったと褒められた。父親は叱りには来てくれなかった。止まらない震えは恋人に抱かれることで紛らわした。

それから数週間後、イオンはリーダーから「船に乗れ」と言い渡される。
客の一人がイオンの容姿を気に入ったため、欲しいと言ってきたのだ。
要するに、自分が散々憐れみ見捨ててきた商品の少女たちと同じ目に遭え、と。
「俺たちが助けてやるから心配するな」とリーダーはイオンの肩を抱いた。
何人かの商品の少女たちと同じ部屋に押し込められ、客が来るのを待つ。
イオンは怯えながらも、仲間の助けが来るのをひたすらに信じ続けた。しかし祈りも虚しく船は出航する。
客は3mはあろうかというタコの魚人であった。
少女たちは次々といたぶられ、何人かは事切れているように床に伏したまま動かない。
イオンは他の少女たちを騙し蹴落としながら必死で逃げ回った。
それでも心のどこかでは期待を捨てきれずにいた。
「今度こそきっとお父さんが助けに来てくれる。あたしの身がこんなに危険に晒されてるんだから」
しかしついには客の触手に捕まり、三日三晩身体をもてあそばれることとなった。
どんなに泣き叫んで抵抗しても終わらない地獄のような快楽と暴力。
喉が焼け、尻尾は引き千切られ、四肢は折られ、髪は毟られ、右目をえぐり取られた。
幸か不幸か、イオンの再生能力の高さはその行為を長引かせた。損傷と治癒を繰り返すことで死に至ることはなく、商品の中で唯一存命を果たした。
恋人のリーダーも仲間たちも、イオンを助けるつもりなど毛頭なかったのだ。
船が着いた先では取り締まりが行われ、客も従業員も捕縛された、らしい。
イオンは保護もされずずっと死んだように部屋の隅で横になっていたのでよく分からない。

13~14歳
動けるまでに回復したが、まだ片眼も無く、髪もまばらにしか生えていなかったため、布を巻きフードを被ることで誤魔化した。
木の上や物陰に身を潜め、通りかかったヒトや獣を狙撃して射殺し、身ぐるみを剥いで生きるための糧を手に入れる生活を始める。
殺すことも死ぬこともどうでもよくなっていた。
元々狙撃の才能があったことと、その行動に一切の迷いがなかったことから、この生活がなんとか成り立っていた。

15歳
狙撃に失敗し、その時のターゲットから逆に囚われる。
連れて行かれたのが、イオンにとっての一人目の『パパ』の元であった。
性的な要求は一切して来ず、暗殺の仕事依頼のみを寄越してくる。
身よりがなく、それでいて確かな狙撃の腕を持つイオンは捨て駒として都合が良かった。
その身なりではかえって目立つと咎められ、容姿を整えてもらった(インテレオンに進化)。(この時には髪も伸び、眼球も再生していた。)
仕事を達成すれば報酬をもらえるが、失敗すればそれなりの痛手を負う。別の者と組んで仕事をすることもあった。

ある時、吹っかけられた勝負に負け、毛布一枚で佇んでいたところ、娼館の女主人に声を掛けられる。
成り行きで娼婦として働くことになるも、客や従業員とのトラブルが絶えなかったため長くは続かなかった。
一通りの技術だけ学んで、流れ者生活を再開。

その後、風の噂を聞いた富豪のお眼鏡に適い、『第2のパパ』をゲット。
武器や移動手段を失って困窮した時には『パパ』を頼って生活を援助してもらっている。

16~17歳
それなりに腕の立つガンマンとして、勝負事やパパからの仕事依頼でその日暮らし。








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