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それなりに長さのある文章置場兼描いたもの置き場。 よそ様のお子さんをお借りすることもあります。その時は親御さんの名前を明記いたします。
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やったら長くなったので追記にて九華語り。
主に九華の執事像と主への想い。

向さん宅絢様とじろさん宅六華さん、ちょっとだけユンさん宅夜月様のお名前お借りしてます。





九華はある意味執事の究極系なんだと思う。執事というより忠義だけを極めた戦国時代の家臣に近い気がするんだけど。
主と認めた相手にはこの身を捧げて一生尽くす。何よりも優先すべきは主の意思と利益。
自分の意思は二の次というか…むしろ「自分の意思=主の意思」。だから自分のことはどうでもいいわけです。
でも九華の場合出来の悪い気の利かない子なので、主を危険に晒してしまったり、良かれと思ってやったことが逆効果になったりする。
ブイソナ佳境の頃には、九華には「脱ダメ執事」していただき、見違えるほど使える子になっていればいいなぁ。

主への想いは「忠義」のみ。そこに恋慕はない。
九華にとって恋慕はいわゆる雑念で押し付けがましい我が侭。恋をしたらどうしても利己的になっちゃうからね。
「相手から好かれたい」と思ってしまったらアウト。
でも、九華が絢様の執事じゃなかったらきっと、絢様のことを恋愛感情で好きになっていたと思う。
普通の高校生として人並みに恋してたんだろうなぁと。結果はどうであれね^^

だけど現実は九華は執事の家系に生まれて、主をお守りするための教育を受けて、九華自身もそんな自分の立場に誇りを持っていてもっともっと立派な執事でありたいと思っている。
周り(特に六華お姉ちゃん)に比べて明らかに劣る自分。劣等感とそれゆえの焦りとで、人一倍「立派な執事」になることに固執する。
根が明るくてポジティブだから、腐らないでとにかく努力してきた。武道の稽古とか「理想の執事像」を自分なりに追っかける特訓とか(こっちは要領悪いせいでたいした成果が出なかったんだけど)
あと六華お姉ちゃんは夜月様という本家のご息女の執事として認められたしね。対する自分はまだ主が見つかってもいない。
六華さんは姉で憧れで比べようもないほど優秀なことは分かっているけれど、それでも双子。差が開いてしまったことと双子の片割れを取られたような気がして、寂しい悔しい。
だから余計に「立派な執事である自分」と「運命の主」に対する希望が膨らむばかりだった。

そんな前提があるので、主には自分の一生を捧げようと誓いを立てた。
九華の中の「理想の執事像」はどんどん具体化していって、今ではかなり確固たるものになってる。
他人には理解できなくても九華にとっては譲れないこととかあったり。
その中でも代表的なのが、「主を裏切ることなかれ」。
たとえ裏切ることで主を幸福に導けたとしても、裏切らないことで絶望の淵に落としてしまうことになっても、「裏切らない」ことを選ぶ。
それにより主が死んでしまうのなら後を追う。狂ってしまうのなら、麻薬を打ってでも精神を手放す。
でも九華自身もこの考えが間違っているのは分かってる。
主の身が一番なら、正しい道に導くのが執事の役目。
九華もそう考えていたから、始めの内はおかしいと思ったら「おかしい」と訴えもした。(絢様に「手駒としてしか見ていない」と言われる前後かな)
だけど、自分にはその力がないことに気付く。自分がいくら主張したところで主の心には届かない。
それを認めることはすごくすごく悲しかったけれど、そんなことで主への忠義が消えたりするわけがない。だから、ただひたすら尽くす。
手駒であることに満足してるし、主の力になれるのであれば喜んで。
九華は主の「盾であり、剣」です。主のためなら身を挺して守るし、なんだってする。使い物にならなくなったら捨ててくれていい。

で、ここは私の願望なんですけど、
九華は「自分の言動挙動のすべてが主の心に何も及ぼさない」と決め付けていたんだけども、実際は少しは絢様の心に響いていればなと思う。
たとえば九華の働きに対する絢様の労いの言葉、「ありがとう、君のおかげだ」。
これが九華にとっては、自分への感謝と労わりの言葉だとは思えない。
でも実際、絢様は本当に九華に感謝する気持ちもあったりする、とかだと良いなぁと。
「君が思うほど僕は君のことを思っていないわけじゃない」っていう。

殉死する覚悟はあっても、主にはもちろん幸せになってほしいので主を幸せにしてくれる人が現れたらその人に託します。
泣いて土下座して「主を救ってください」とお願いしますよ。


死ぬときは絢様より先か、絢様が死んだ直後(後を追う)かな。
無事2人ともハッピーエンドを迎えられたなら、絢様とは別れて九華は遠くに行きそうだな、と。
この辺マルチエンディングでいろいろ妄想できて楽しいので、これってのは決めてませんが^^

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